ETIC.インターンシップフェア

一覧へ

株式会社メディウィル

城間 波留人 

(代表取締役社長)


  • ソーシャルビジネス
  • 新規事業立ち上げ

[プロフィール]
1978年沖縄生まれ。父は心臓外科医。野口英世に憧れ幼少期は医師を目指していたものの、一橋大学商学部に入学。国際的な視点や起業家精神を育む環境などに刺激を受け、1 年休学してシンガポールのベンチャー企業立ち上げに携わる。帰国後は2002年にゴールドマン・サックス証券会社へ入社。資金調達・投資業務を通じて、再び医療業界に貢献したいという 気持ちが高まり、2006年にメディウィルを立ち上げる。趣味は、歌・ギター・バイオリン・ピアノ・ウクレレといった音楽演奏。スポーツは中高時代6年間没頭したバレーボール。現役生が更に活躍できるようにOB会を盛り上げている。

起業家からのメッセージ

2026年に向けて、世界10億人が利用するような医療情報サービスを創り上げる!

■大学2年まで、起業家という職業があるとは知らなかった。。。。

1990年後半にビットバレーという渋谷を中心にインターネットの盛り上がりを見せていた時、ETICさんが企画の中心でやってたイベントで、学生の立場で参加してた頃が15年前。
巡り巡って、ETICさんのインターンシッププログラムで募集させて頂くことになるのは、縁を強く感じています。
大学1年生の時、ろくに学校も行かず、だらだらとしていた1年を反省して、学校に行き始めた2年時、大きな転機が訪れました。
大学のOBで、楽天市場を起業したての三木谷社長が、大学の起業家フォーラムに出られていたイベントにフラッと参加した時です。

「興銀に就職して、ハーバードビジネススクールに行って初めて学んだこと。そこで、賞賛されていたのは、戦略コンサル会社、投資銀行、大企業幹部に就職することではなく、ゼロから事業を創業する起業家という生き方なんです」
と、強くメッセージを出していたことを昨日のように覚えています。起業家という職業がある、この時初めて知りました。

■インターネットと起業というテーマに興味を持ち、元NTT研究所所長の教授のゼミへ

大学3年時、ゼミを選ぶ時は、インターネットと起業というテーマを掲げていた、元NTT研究所の所長である石野教授のゼミを迷わず選びました。地殻変動が起きていることを肌で感じ、ゼミの先輩達もインターネット業界の研究をはじめ、先端の企業に就職しているのも魅力でした。
時はインターネット勃興期。楽天が立ち上がり、ヤフーが急成長し、GMO、サイバーエージェント、オンザエッジ(その後ライブドア)といった新興企業が続々と立ち上がり、渋谷を中心に多くのイベントが盛りだくさん、盛り上がっていました。文字通り、インターネットバブル、の時代です。孫さんが、プライベートジェットでイベント会場に駆け付けた話は伝説となってます。
そんな3年生があっという間に終わりかけた頃、ゼミの先輩から「ちょっと企業の立ち上げ手伝ってみない?」という誘いを受け、話を聞いてみることにしました。先輩のAIESEC時代のシンガポール人の友人が、インターネットサービスを起業し、日本法人を設立したいという話でした。

■迷った挙句、どうせ手伝うなら思い切って1年休学して手伝うことに
ところが、手伝いはじめたところ、全くもって何をやって良いか分からず、あっという間に3か月が経ち、何もできないままその日本法人の事務所をたたむことになりました。今、思い返せば、社会人としての基本動作をはじめ、ビジネスの仕方の何もわかって無かったなと思います。
ただ、そこで辞めてしまうのは悔しいので、本社のシンガポールに行かせてもらよう直談判し、本社住み込みで仕事をさせてもらう機会を得ました。行ってみると社員は20人ほどいて、更に採用を拡大しており、一見順調そうにみえました(まさか、その半年後に社員が5人になるとは思いませんでしたが)。実際一緒にしながら、ようやくネット上のショッピングカートのシステムを売ろうとしていることが分かり、テレアポのお手伝いをし始めました。ろくに英語も話せない上、シンガポールのアクセントの英語が聞き取りづらい中、試
行錯誤をしていてあることに気付きました。それは、「シンガポールに駐在している日本人と日本語で話すと、話が盛り上がりア
ポが取れる」ということです。
日本人向けの営業を提案し、開拓しはじめて、数か月経った頃、会社としても初めて大きな契約を取れるところまで結果を出すことができました。
ただ、残念なことにその頃には、社員は5人程度に縮小し、会社がつぶれていくという流れに入っていました。当初、一緒に手伝い始めた日本人3人も自分一人になり、最後の仕事は日本法人の清
算手続きでした。

■みなさんへのメッセージ
書きだしたらとまらないほど伝えことはあるのですが、僕にとって1年間休学して経験したことは、後のゴールドマン・サックス証券で働いた4年間の中でも活きたし、その後創業して会社経営に携わる上でも、大きな財産となっています。
ETICさんの進める長期のインターンシップ。ここに大きな一歩を踏み出し、チャレンジし、経験しようとしているみなさんは本当に素晴らしいと思います。
色々な企業をしっかりみて、自分の価値観、理念にあう企業で経験することは、一生の宝になります。
みなさんが、良い企業と出会えることを心から願っています!

■メディウィルの会社案内
“大切な人の健康を守る”。それが私たちの使命です。
メディウィルは、「すべてのパートナーの心身共の健康と幸せを追求し、大切な人の健康を守るお手伝いをする」ことを経営理念に掲げ、医療情報サービス事業を展開しております。
具体的には、「歯科ピタ」、「医者ピタ」という医療機関に特化したブログ型のホームページ制作支援サービスを通じて、ドクターと患者さんの最適なマッチングを提供しています。一人ひとりのドクターの成功、一人ひとりの患者さんの健康で幸せな生活を支えるため、2006年創業以来、常にサービスの改善・開発に注力してきました。
また、開業したいドクターの総合窓口となるインターネットメディアサービス「いしゃまち」を運営し、理想の開業をサポートしています。こうしたサービスをより良いものにするためには、事業の根幹を支える社員をはじめ、関係する取引先の皆様の「健康と幸せ」が不可欠です。この環境がより良いサービスを生み、お客様の「健康と幸せ」に繋がると確信し、社員一丸となって日々努力を続けています。

“そして世界中の大切な人の健康を守る未来へ”
創業20年となる2026年に向けて、世界10億人が利用するような医療情報サービスを創り上げていきます。その時には、1万人の関係者が一体となって、1兆円規模の事業に貢献している未来を描いています。その後は、事業基盤を活かし世界的な保健機関や発展途上国の公衆衛生の向上に取り組んでいる公益財団などの支援を通じて、世界中の全ての人の健康を守るお手伝いができればよいなと願っています。

こんなプロジェクトを仕掛けよう!

インターネット×医院経営コンサルティングを通じて医療情報の格差をなくす!

『大切な人の健康を守る』というミッションを掲げるメディウィル。医療情報の格差をなくしていくこと、そして、医療側の情報発信にイノベーションを起こし、患者さんと医院側のベストマッチの実現をしていくことを見据え、インターン生は開業医にとって、一番最初のハードルとなるどこにどんな物件で開業するのがベストなのか?という不動産情報を提供する新規事業「いしゃまち」の立ち上げと、特定医院をクライアントとして担当し、自分が担当した医院の情報発信の精度を上げ、患者数の増加に繋げる医院経営コンサルティングを担います!

プロジェクトの詳細を見る