ETIC.インターンシップフェア

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鶴田美里 さん

大学・学年(インターン当時)
北九州市立大学3年
インターン先
ケアプロ株式会社
インターン期間
2012年4月~2013年2月

Q.鶴田さんは、休学インターンに挑戦したとのことですが、なぜ休学したの?

自分の全ての時間を使って、自分の全ての力をひとつのことに注ぎ、それでどこまでの結果が出せるのかを試したかったからです。 (私は大学受験失敗、医学部浪人、大学ミスマッチという過去があり、別の面で大きな成果を残し、一矢報いたかったという気持ちがあります。)あとは単純に、学生でこんな活動の選択肢があるなんてステキすぎる、と右脳が反応したからです。正直、どんな学生のサークル活動も、自己満足にしか思えなかった時期でしたので。

Q.休学することに、迷いはありませんでしたか?

特にありませんでした。 休学が何に不利になるのか、巷のうわさは論理的ではないと思ったし、事実、休学で思いもよらぬ素晴らしい結果を残せれば、惰性で海外留学するような休学よりもよっぽど評価されると思いました。

Q.休学をするにあたり、何がハードルになりましたか?また、それをどう克服しましたか?

一番は、両親への説得です。 九州ではまだまだメジャーな選択肢ではないし、ちょっとかいつまんで聞けば「休学して、東京に留学?して、よくわからない企業で働いて就活のコネをつくるらしい」みたいな解釈だったので、これは永遠に理解されないと思い、1年間の自分の成長や残した結果を持って親孝行とし、今はごめんなさいだけれど振り切ります、という感じで半ば強引に出てきた感があります。同時に、後ろは振り向けない、という相当な覚悟も持ちました。

Q.休学中のチャレンジとして、なぜインターンを選んだのですか?

インターンをしたかったので、休学した、という順序が正しいです。 留学やワーホリなど、様々な選択肢がありましたが、いずれも具体的に学べるものの形が私には見えませんでした。そんな貯金もなかったですし(笑)

Q.インターン先、インターン先の事業内容、そこで取り組んでいる仕事を教えてください。

インターン先は、ケアプロ株式会社です。 事業内容は、革新的なヘルスケアサービスをプロデュースする、という理念のもと、「ワンコイン健診」で有名な予防医療事業や、看取難民を救う在宅医療事業などを展開しています。その中で、私が取り組んだ仕事は、予防医療事業の「ワンコイン健診」を運営・拡大していく仕事です。実際の現場での接客を始め、個性豊かなアルバイトのマネジメント、現場の管理責任、新規催事場の獲得営業などです。その他、後半戦になると、ケアプロフランチャイズの展開戦略に加わり、1号店をオープンさせるに至りました。ただ、実際のところ、ここまで仕事が明確に分かれているわけでは無かったので、中間フライ的な業務も積極的にキャッチしてこなしていたと思います。速さと正確さと丁寧さが、重要でした。

Q.インターンをしていて面白かったことや、やりがいを感じたことを教えて下さい。

まず、ワンコイン健診の仕事では、純粋に売上や検査人数がグンと伸びた瞬間です。やはり株式会社ですから、数字をあげてなんぼみたいな気持ちがありました。当時、私を含め3人チームで頭を突き合わせ、いかにして健診弱者を救い出すか、単価をあげるか、催事場をスムーズに獲得するか、昼夜問わず考える毎日でした。私以外の上司2名は、本当に発想力と行動力がキレキレの方だったので、試行錯誤のスピード感が凄かったです。そのくらいの勢いで会社を動かしていく、というのが、大変な反面、とてもやりがいを感じていいました。(上手くいったら「○○祭」と称してすぐ飲みにいっていたし。まあ上手くいかなくても飲んでいたのですが。笑) もうひとつ、フランチャイズの仕事は、自分の手がけた仕事が、数百万円の投資をしてくださる相手方を動かしている、という事実が、大きなやりがいでした。同時に、予防医療はこうやって広がっていくのだ、という実感を持て、夢のある仕事だなあと日々思えた気がします。

Q.インターンで辛かったことや悔しかったことは何ですか?

金銭的な面で、バイトをしないと生活できなかったことです。インターンだけでも相当大変なのに、正直体がもたないな、と思ったことが何度もあります。あとは、インターン自体、もちろんお金を稼ぐことが目的ではないですが、金銭的なインセンティブが無いのは、意外にもやる気が下がる原因でした。最後に、頑張りなどを認められるには、思ったより時間がかかったということです。分かってもらえない、と嘆くのではなく、決して諦めずに続ける、というのが大切でした。

Q.地域から東京に出てきてインターンをしたのはなぜですか?

私は生まれも育ちも根っからの九州人で、上手く言葉にできないのですが、東京は、街が大きいだけではないそれ以上のものがあると思っています。思い立った次の瞬間には事が起こせる環境にあるし、ピンからキリまで様々な人間が雑居している特殊な感じですね。そこに可能性がたくさんというか、その真ん中で色々と吸収できたら大分出来上がりが違う気がしており、今回は良いチャンスだったというわけです。

Q.インターンで得たことや、インターンをする前と後で自分が大きく変わったことはなんですか?

まず、自分の故郷を、心から素晴らしいと思えるようになりました。(ホームシックではありません。)もはや九州原理主義というか、東京を見たからこそ、今まで気づかなかった九州の良さが際立ちました。そして、インターンを通じて出会うことができた方々が、最大の財産です。一生懸命に頑張っていると、それを応援してくださる方が必ずいて、そういった方々と繋がっていけることはとても重要なことです。

Q.休学を考えている人にメッセージをお願いします。

私は、休学して良かったと思っています。 自分が大切にしなければならない職業観や、どう生きれば自分の人生を愛せるのか、ということに全力で向き合い、答えを出す時間となりました。私の場合、自分の足で自分を支える責任を持たなければならない、ということを痛感しました。だから起業、というわけではありませんが、雇われの身で生きては何も残せないと思いました。その視点を持って、会社を選び、マッチングを行う就活に突入できるというのは、学生でも珍しいことだと思います。 おかげ様で社会の様子を肌で体感できましたし、大嫌いだった大学の活かし方も分かってきました。もっと勉強したいと思えるようになりました。もっと戦略的に人と会うことを企みたくなりました。この年齢でこのような社会との関係を持ち、素晴らしい社会起業家と上司に出会い、その縁を持ち続けられるというのが、本当に幸せなことだと思います。